更新 2011年12月22日
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福島音楽解放区。大道芸的にそこかしこで演奏が。これはもっと充実しプロアマ問わず大勢参加して緩いセッションも起こったりすると面白そう。
オーケストラFUKUSHIMA!。ジョン・ゾーンの『コブラ』のようなプロの制御された即興とは逆に、素人による制御されないハプニングを期待しているのだと思うが、素人は一所懸命指揮に従おうとして効果的なハプニングは今ひとつ出なかったように思う。
福島群読団2011・詩の礫(和合亮一+坂本龍一+大友良英)。「詩の礫」DOMMUNE版と比べると「福島」のスローガンが強調され、3.11直後の生々しい戸惑いが減じられたように思う。敢えて福島を離れた人や子どもを疎開させた人もフェスにはいたかも知れないが、彼らにはどう響いたろうか。
静寂(灰野敬二+ナスノミノル+一楽儀光)。同形リズム反復の中、教祖(灰野)が「いらない」と叫ぶと従者が復唱する。(原発)いらない教の宗教儀式さながら。狭い密室で聴くとやばそう。
七尾旅人+原郁子スペシャルバンド。『愛燦々』は小椋佳の諭すような歌詞が多少鼻についていたのだが、この状況とこの演奏で初めて素直に聴けた気がする。
他に観られたのは、途中豪雨に見舞われた遠藤賢司。一部観られたのは、二階堂和美、ムーン♀ママ、木村真三。